遺影写真ならぬ 「遺フィギュア」も登場 供養の仕方変化

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少子化などで墓の継承が難しくなり、故人の冥福を祈る供養の仕方が変化してきた。主流は従来の「○○家之墓(家墓)」にお参りする先祖供養だが、故人を身近でしのぶための納骨用品や遺影が多様化。遺影からリアルな人形(フィギュア)を作るサービスも登場した。

ソフトウエア開発会社、ロイスエンタテインメント(大阪市)は今春、遺影1枚から起こしたデータを基に3Dプリンターで“遺フィギュア”を製作するサービスを始めた。価格は高さ20センチだと税別10万円。すでに10体以上を製作した。注文者は子供を亡くした親や若くして配偶者に先立たれた人が多いが、亡くなった祖父の代わりに自分の結婚式の式場に置いた人もいる。

「ケースに入れ、身近な場所に置く人が多い」と古荘光一社長。生前に準備すれば本人の全身を3Dスキャナーで撮影でき、費用を抑えられる。終活が定着し、遺影撮影会が人気を集める中、注目されそうだ。

 
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生前の写真を基に製作された“遺フィギュア”(ロイスエンタテインメント提供)

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生前の写真がフィギュアに…(ロイスエンタテインメント提供)

 墓の代わりに遺骨を自宅などに置いて供養するためのミニ骨壺(こつつぼ)も、ガラスや金属製などデザインの幅が広がった。少子化や核家族化、都市への人口集中に伴い、葬送の形態が複数の遺骨を埋葬する樹木葬や散骨などに拡大。このため、遺骨の一部を手元に残したい需要があるとみられ、遺骨から取り出した成分で合成ダイヤモンドを造る人もいる。

10年前から合成ダイヤを手掛けるアルゴダンザ・ジャパン(静岡市)によると、スイス本社工場の製作数は昨年までの10年間で約5千個。日本からの注文が4分の1を占める。法月雅喜社長は「当初は子供や若い配偶者を亡くした人らが多かったが、墓を作る代わりにダイヤにする人が増えている」と話す。

NPO手元供養協会(京都市)の山崎譲二会長は「脱家、脱寺の流れの中で、故人をしのぶ場が墓や仏壇から遺影とミニ骨壺か納骨用オブジェなどを置くコーナーに変わってきた。手を合わせる対象が現代の居住空間に応じてファッション化しても、故人をしのぶ心は変わらない」と指摘している。(寺田理恵)

出典元:終活WEB ソナエ

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