遺族のためのグリーフワーク?

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グリーフワーク(grief work)とは?


大切な人を亡くした悲しみを表現することで、喪失を徐々に受け入れていく過程を、心理学的な手法も用いながら、遺族同士が共有する取り組み。表現された感情を基本的に否定しないのが特徴。遺族同士の自助グループとして営まれることが多く、事故や災害で身内を失った遺族など様々な分野で取り組まれている。(2007-05-10 朝日新聞 夕刊 2社会)

近年注目されつつある”グリーフワーク”。愛する人を亡くした時に襲われる深い悲しみ、「その悲しみを悲しむことで深い悲しみに陥った人が立ち直るまでに努力して行う心の作業」をグリーフワークと言います。よく耳にする「喪に服す」ことも違いはあれどグリーフワークに類似した表現です。悲しむという作業を通じて癒されるには適切なグリーフワークを行うことで回復しますが、その作業の方向性が間違っていたり適切でない場合は一層悲しみの深さは増幅してしまいます。時間が解決するとも言えず、時間が手助けにはなるかもしれません。でも単に時間だけが経過しているだけでは深い悲しみから立ち直ることは困難です。

 

 多くの専門家によって研究・発表されているグリーフワークの経過


グリーフワークは必ずしも段階的に進行していくわけではなく、同時に表れたり前後しながら進行していきます。

第一段階【 衝撃 】

最初、愛する人の死に接した時、人は茫然として、 無感覚の状態になります。一見冷静に受け止めているように見えますが、 これは現実感を喪失した状態なのです。死があまりに大きなショックであるため、 はっきりした反応が現れないのです。また正常な判断ができずに、パニック状態に陥ることもあります。

第二段階【 否認 】・第三段階【 パニックや怒り 】

死を現実に受け止め始めますが、 まだ充分に受けとめられない段階です。号泣や怒り・敵意、自責感などの強い感情が、 次々と繰り返し表れます。故人がまだ生きているように思ったり、そう振る舞うこともあります。 また、生前の故人と同じ症状が現れることもあります。この段階では深い悲しみが最も一般的な反応ですが、 しっかり泣くことが重要です。医者や他の誰かに故人の死の原因を押し付けて、敵意を向けることもあります。

第四段階 【 抑うつと精神的混乱 】

死を受け止めることができた段階ですが、 そのために、従来の自分の価値観や生活が意味を失って、うつ状態に陥り、 自分が存在していないような無気力な状態になります。生前にしてあげられなかったことに、 あるいは自分が死の原因を作ったのではないかと、自責の念にとらわれることも特徴です。

第五段階 【 死別の受容 】

故人の死を乗り越えて新たな自分を、 新たな社会関係を築いていく時期です。積極的に他人と関われるようになります。

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