「葬送の仕事師たち」のトークイベントに参加してきました。

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先日、台東区入谷のイベントスペースSOOO dramatic!で行われた『東東京バー「葬送の仕事師たち」』に参加してきました!イベントは同名の著書を執筆した井上理津子さんのお話と、現役葬儀社社員の高橋朋弘さんによる対談。

 

そもそも、葬送とは?

そう‐そう〔サウ‐〕【葬送】

[名]遺体を葬るために墓所まで送ること。のべおくり。送葬。「―する行列」

つまり、この本は、故人が亡くなってから墓場までに関わる人々のお仕事を描いた本なのである。

 

第一部 「葬送の仕事師たち」の裏話 by 井上理津子さん

【なぜ、井上さんは「葬送の仕事師たち」を執筆しようと思ったのか】

2008年の一年の間で両親を亡くした井上さん。
一年の間の濃い経験が、葬儀業界への興味をもたらしたそうです。

 

【どんな人たちにインタビューしたのか】

・葬儀社社員
・納棺師
・火葬場職員
・復元師
・エンバーマー
・「葬儀のプロ」を志す専門学校
など100人の仕事師たち

なかなか身近と感じることができない葬儀業界ですが、「命の大切さを知るために、小学生はゴミ処理場だけではなく、火葬場の見学に行くと良いのではないか」とおっしゃっていた井上さん。

私自身も、火葬場に行った経験はほとんどなく、知らないがゆえに、なんだか怖い場所のイメージがある火葬場ですが、小学生の見学などが実施されれば、命について考えるきっかけにつながるのではないかと思いました。

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第二部 井上理津子さん × 現役葬儀社社員 高橋朋弘さん

【井上さんと高橋さんの出会い】

数年前、あらゆる葬儀社が「優しい」「ハートフル」などの宣伝文句を謳っている中、
高橋さんが勤務する「本郷金子商店」さんでは「価格の明確さ」にこだわっていた。
今でこそよく聞く言葉だが、当時は珍しく葬儀業界の先駆けだったのかもしれない。
その文言が気になった井上さんは、すぐに会いに行ったという。

 

【高橋さんが葬儀社に勤務したきっかけ】

葬儀業界の人材派遣で様々な葬儀社を渡り歩くアルバイトから社員になった高橋さん。
そんな中、今勤務している「本郷金子商店」さん。
しかしアルバイトから社員になるのは容易ではなく、
人の最期にかかわらなければならないことへの恐怖。
社員になることによる遺族と関わる責任の重さ。
など様々な想いを乗り越え、社員になることとなった。

この他にも、普段聞くことのできない葬儀社の1日の様子などお伺いすることができました。最近流行っている終活について高橋さんは、「最近エンディングノートが流行っているって聞きますが、まだ僕はお持ちの方にお会いした事がないですね」とおっしゃっていました。エンディングノートという形が、もう少し広がれば故人さん一人一人の想いが実現できる新しい弔いの方法ができるのかもしれませんね。

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自分の経験がなければなかなか関わることがない葬送の仕事。参加者のみなさんも知らない世界で興味深く聞いていらっしゃる様子がとても印象的でした。葬儀業界に勤めている私が参加してみて、「葬送の仕事師たち」のような本や、「おくりびと」のような映画など”葬儀”というものを多面的に見てもらえる機会がもっともっと増えてほしいと改めて思いました。

また、このようなイベントがあればどんどん参加して、みなさんにレポートしていけたらと思います!

 

写真提供
SOOO dramatic!:http://sooo-dramatic.com

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